試験は7科目・全180問
ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)試験は、次の7科目から合計180問が出題されます。午前は3科目(90問)、午後は4科目(90問)に分かれ、それぞれ3時間で解答します。
- 建築物衛生行政概論
- 建築物の環境衛生
- 空気環境の調整
- 建築物の構造概論
- 給水及び排水の管理
- 清掃
- ねずみ、昆虫等の防除
各科目の出題内容(概要)
- 建築物衛生行政概論: ビル管法をはじめとする関係法令や行政のしくみ、衛生管理の制度的な枠組みを扱います。法律の骨格を理解することが軸になります。
- 建築物の環境衛生: 人体と環境の関わり、温熱・空気・水・光・音などが健康に及ぼす影響を扱う分野です。基準値や用語の理解が問われます。
- 空気環境の調整: 空調・換気・熱・湿度・音・光など、設備工学的な内容を幅広く扱います。計算を伴う出題もある分野です。
- 建築物の構造概論: 建築の構造・材料や、電気・防災など建物全般の基礎知識を扱います。
- 給水及び排水の管理: 給水・給湯・排水・衛生器具など、水まわり設備の維持管理を扱う実務色の強い分野です。
- 清掃: 建物内の清掃計画、資機材、床材の管理、廃棄物処理などを扱います。
- ねずみ、昆虫等の防除: ねずみや衛生害虫の生態と、その防除の考え方・方法を扱います。
問題数のバランス
7科目は均等配分ではなく、科目ごとに問題数が異なります。午前の「空気環境の調整」、午後の「給水及び排水の管理」は問題数が多く設定された配点の大きい科目で、この2科目だけで全体のかなりの割合を占めます。一方で「建築物の構造概論」「ねずみ、昆虫等の防除」などは相対的に問題数が少なめです。
正確な科目別の問題数は年度の「受験の手引」で公表されるため、学習計画を立てる際は最新の公式情報で確認してください。
対策の方向性
- 配点の大きい科目に時間を厚く: 空気環境の調整・給水及び排水の管理は得点源にも失点源にもなりやすいため、優先的に固めると効果的です。
- 足切りに注意して全科目を底上げ: 合格には全科目でバランスよく得点する必要があります。問題数の少ない科目でも、極端に落とさない準備が大切です。
- 法令・基準値は横断的に整理: 行政概論と環境衛生は関連が深く、まとめて理解すると効率的です。
まとめ
7科目は範囲が広い分、出題内容の大枠をつかんでから配点の大きい科目に重点配分するのが基本戦略です。細かな頻出論点は年度によって変わり得るため、常に最新の公式情報と問題演習で傾向をつかんでいきましょう。
※本記事は当サービスが独自に整理した学習用の解説です。